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今週のTBテーマは「韓流ブーム、どう思う?」ですが、「引くよ~」という意見が多いですね;
そんな逆風の中^^;、なぜ日本人は韓国に惹かれたかということについて、少し分析してみたいと思います。 ブームが起きた原因としては、ブーム好きの日本人的な現象だとか、経済発展の末余裕のある奥様方が多い、おば様方が韓国の中に懐かしい昔の日本を見出している、マスコミなどの意識的な煽動である、などのことがよく言われます。 私は、そのような状況的な観点はひとまず置いておき、もっと純粋に、なぜ日本にとって韓国でなければならなかったのかという点について、心理的・内面的な面から考えてみたいと思います。要するに、韓国に惹かれた日本人の心の内を考えてみます。 <異質なものへの憧憬> 人間が小説を読む時、映画を見る時、何のためにしているのかということの1つに"現実回避"があります。それは、高尚な文学作品を読んでいる時でも、興味本位のマンガを読んでいる時も起こるものです。そして、人間はその中に、無意識のうちに現実からより離れているものを求める傾向があります。自分と全く同じような日常が綴られている小説を誰が読むでしょう? 人間は時々、普段の日常生活とは異質なものを求めずにはいられないのです。 なぜ日本のドラマではなく韓国のドラマ、日本の俳優ではなく韓国の俳優に走った人が多くいるのかというと、このことが関係してくるのだと思います。つまり、それが韓国であるため=異質であるために興味を持ったのです。そのため、仮にペヨンジュン氏が日本語を完全にマスターし、日本に帰化し、日本で活動をすることになったとします。そうすると、人気は落ちるでしょう。日本とは違う"韓国"というものに属しているからこそ、価値を見出す人が多いのです。そこに見いだせるのは、西洋のオリエンタリズムのような、人間の異質なものへの憧れです。異質なもの、知らないものについて、好奇心を持ち、夢を抱くことはごく当然なことですよね。 <同質なものへの共感> しかし、人間は"異質なもの"ということだけで興味を持つのではありません。そこには"共感"がなければならないのです。韓国の映画やドラマを見ていて気付くことがあります。韓国の映画やドラマには、日本人とそうかわらない顔かたちの人々が登場します。日本と同じように、子どもたちは制服を着、修学旅行に出掛け、受験や就活に苦しみます。日本と同じように、混雑の中会社に出掛け、職場の人間関係は密接です。日本と同じように、米びつから米を計りとり、ごはんを炊きます。そこには、驚くほど日本に近い世界が広がっているのです。言語でさえ、韓国語を知らない人間でも理解できる似ている言葉がたくさんあります。ハリウッドの俳優より、容貌も言語も習慣も自分に近い韓国の俳優に、親近感を持ちやすいのは、とても自然なことなのです。 要するに、日本にとって韓国は、異質な面と同質な面とが、うまくバランスがとれている国なのです。だから、そのことに無意識に感じとり、韓国に興味を持った人がたくさん(もちろん全くそのように感じない人も多いでしょうが)いたのも当然なことなのです。...とここまで理屈をこねすぎましたが(^。^;;簡単に言えば、韓国は日本にとって一番身近で格好な外国だったということです。"隣の花は赤くて手軽" "手に入りそうで入らない"というわけです。(...と言っていいのかどうなのか+_+) 追記:私がもう1つ気になるのは、このブームに対するバッシングもまたかなりすごいことです。 特にnetの上では、やみくもに韓流ブームをバッシングする人が多いように感じます。皆が全員、親が韓国にはまって食事を作ってもらえない子どもだとか、職場の人がはまって会社を休んで困るとか、直接的に被害をうけているとは思えないのですが...^^;ここまでそうだと、、"韓流バッシングブーム"における日本人の心理を分析してみたくなりますね^^うーん、少し考えればやはり民族的な問題なんでしょうか。。。 写真は韓国の国花、ムクゲです。世界の国花はこちらで調べられます^^ #
by wind-y
| 2004-11-29 22:15
| 思ったこと(9)
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